リッチ・ラパポート氏は、米アトランタに拠点を置く映画用小道具会社RJRプロップスの創業者だ。RJRプロップスは、映画の撮影に使われる偽札作りを専門としており、同社の偽札は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」や「ワイルド・スピード」といった映画やネットフリックスのオリジナルドラマ「オザークへようこそ」などで使用された。 しかし、偽札作りはデリケートなビジネスで、ラパポート氏は常に偽札調査官と連絡を取り合っている。 「(偽札を作るにあたり)法や規制について明確にしておきたかった。実は、小道具の偽札を製造する会社の大半は、違法な偽札を作っている。それが原因で映画がお蔵入りになったり、誰かが罰金を科されたり、投獄される恐れもある」とラパポート氏は言う。 厳密に言うと、米国で使用される偽札は、(1992年の偽造品検出法に概説されている)厳格な連邦規則に従って作られるべきである。例えば、片面だけ印刷す
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