マニアらの間で「ミリ飯」と呼ばれ人気がある自衛隊の戦闘用糧食や武器の教本などをインターネットオークションに出品していたとして、陸上自衛隊警務隊が、都城駐屯地(宮崎県都城市)の2等陸曹(41)を捜査していることが分かった。官品を不正に取得した疑いがあり、処分も検討している。 関係者によると、2曹は昨年1月ごろから今年5月に発覚するまで、訓練などで食べる缶詰などミリ飯50個以上の他、155ミリりゅう弾砲の取り扱い方法を説明した隊員向けの教本、戦闘服、弾帯などを出品していた。数十万円の利益を得た可能性があるという。 陸自によると、教本は駐屯地内で販売されているが、90年以降は購入の許可が必要。陸上幕僚監部広報室は「現在調査中で詳しいことはコメントできない」としている。 「ミリ」は軍隊を意味する「ミリタリー」の略。ミリ飯は缶詰の他、レトルト食品などがある。ネット上では1000円程度の教本に1万円以