ローマ法王フランシスコが使用したタブレット端末「iPad(アイパッド)」が14日、ウルグアイで競売にかけられ、3万500ドル(約360万円)で落札された。地元メディアなどが伝えた。 収益は今年開校した西部パイサンドゥの教育施設の拡張工事などに使われる。 正常に作動し、裏面には「フランシスコ聖下(法王の尊称)」「2013年3月」などと刻印がある。法王が約1年半使用したという。原価は約600ドル。競りは2万ドルから始まった。落札したのはアルゼンチンの企業家という。 アイパッドはウルグアイの司祭がバチカンを訪問した際に「適切と考えることのために使ってください」と、法王から贈られ、パイサンドゥの教育施設に寄付した。法王はアルゼンチンのブエノスアイレス大司教だったころから司祭と交流があり、司祭がウルグアイの首都モンテビデオで運営する学校を高く評価していたという。(共同)