【台北=源一秀】昨年、日本から台湾を訪れた旅行客が前年比19・9%増の約129万人に達し、過去最多を記録したことが、台湾観光局の調べで明らかになった。 同局統計によると、日本からの旅行客は、陳水扁前政権時代の2007年の約117万人がこれまでのピークだった。 昨年の旅客数が伸びたのは、10年10月に東京・羽田―台北・松山間の直行便就航で交通の便が良くなったことに加え、昨年3月の東日本大震災で台湾の各界が約200億円と世界最大規模の義援金を集めるなどして、日本人の台湾への関心が高まったのが主要因とみられている。