ゴジラ(1954)より 伊福部昭作曲(海底下のゴジラ) 『シン・ゴジラ』予告 さて、最初にこの2つの曲を聴き比べて欲しい。 上が、1954年の初代のラストシーンに流れる、伊福部昭作曲の「海底下のゴジラ」である。 「ゴジラ、ゴジラ」で有名なドシラ、ドシラの音型が、ここでは移置され♭ミレドになり、音価が引き伸ばされている。 ♭ミーーレーードーーレーー♭ミーー…と、ゴジラの死と浄化を、美しい弦楽器群で描いているのだ。 そして、下が最新作『シン・ゴジラ』の予告の(十中八九、鷺巣詩郎の)新曲である。 コーラスの上のメロディーに紛らわされず、中声部の(第2ヴァイオリンかヴィオラあたりの)音を聴きとって頂きたい。 なんと、ドーーレーー♭ミーーレーー…と、「海底下のゴジラ」と同じモチーフを反行させているのである。 …これは、単なる偶然だろうか? いや、ここまで来ると、単なる引用、オマージュやリスペクトとい
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