「Colabo」と仁藤夢乃さんの最大の問題は、当事者への搾取を伴う支援手法であると筆者は考えている。 仁藤夢乃さん自身が常々公言しているように、「Colabo」が支援の対象としている少女たちの多くがメンタルヘルスに関連する困難を抱えている。発達障害や精神障害などのハンディキャップや性犯罪や虐待やDVなどのトラウマ的体験など、未成年者に限らずセックスワーカーの多くがこのような精神的・心理的な問題を抱えていることは福祉業界では常識と言っていい。 伝統的に婦人保護業界は精神障害者福祉や知的障碍者福祉と極めて距離が近かったのだが、これはセックスワークとメンタルヘルスが極めて密接に関係しているからだ。つまり広義において「Colabo」や仁藤夢乃さんはメンタルヘルス領域の支援者と言って過言ではないだろう。現にColaboの同行支援も最も回数が多いのは「病院」であり、自分たちが精神を病んだ女性の支援者で
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