このとき、ハリム駅でも商用運行開始式典が開かれ、運輸相が中国風の銅鑼を打ち鳴らす中、高速鉄道プロジェクトの中国人ダイレクターを筆頭に、多くの中国人関係者が出席した。10月2日の開業宣言では、在インドネシア中国大使が出席する以外、中国色が完全に排除されていたが、この日に限ってはインドネシア側でも中国への相当の配慮が見られた。 一方で、ジャカルタ―バンドン高速鉄道の正式名称、Kereta Cepat Indonesia China(インドネシア中国高速鉄道)は、今のところ駅や車体のロゴにこそ残っているが、それ以外の場面で公式に語られることはなくなった。