妊娠・出産・子育てには、なんだかネガティブな情報が目立つ。待機児童やベビーカーのマナーみたいな社会的問題はもちろん、夜泣きでまったく眠れないとか、発熱した子どものお迎えばかりで同僚の視線が痛いとか、プレイマットで部屋が一気にダサくなるとか。 私がいるフリーランスの世界は、とりわけそのネガティブ傾向が強い。スタンダードな問題にくわえて、仕事がどうなるかわからないから。同世代でばりばり働きつつ、赤子を育ててるひとなんて全然いない(ように見える)。ほしいポジティブワードがほとんど見当たらなくて、げんなりした時期もあった。 だから、フリーのライターで食べている私が出産に際して悩んでいたこと、つらかったこと、乗り越えたこと。身体や心の変化。産まれてから、どんなふうに仕事をしているか。いま、なにを考えているか。そんなことを書きたい。 1年前、2年前のわたしが読んだら少しは前向きになれる話を、いまの私は