JR西日本は24日、大阪環状線(大阪市)の大幅改良計画の概要を発表した。老朽化した車両や駅舎を一新させるほか、駅ごとに電車の出発メロディーを作成するなどして沿線の活性化を図る。環状線の本格的なてこ入れは、1961年の開通以来初めて。(兒島圭一) 「大阪環状線改造プロジェクト」。発表によると、旧国鉄時代から使ってきた老朽車両の103系、201系を順次、新型車両に入れ替える。ホーム、トイレの改良工事は全19駅で実施し、森ノ宮、桃谷、弁天町各駅で先行着手する。弁天町駅では、併設の交通科学博物館(来春閉館)の跡地に広域から集客できる施設を整備する。 さらに、玉造駅近くに来春オープンする予定の商業施設「ビエラ玉造」(2階建て)の2階部分を、オレンジ色の車体で親しまれている103系を模したデザインにし、屋上から線路を見下ろせるようにする。 また、沿線に大阪城(大阪城公園駅)、通天閣(新今宮駅)など、様