生息数が激減しているニホンウナギについて、世界の野生生物の専門家などでつくるIUCN=国際自然保護連合は、絶滅危惧種を分類したレッドリストに載せるかどうか今後、本格的に検討を進めることになりました。 IUCNは、ニホンウナギを含む世界各地の19種のウナギについて、絶滅危惧種としてレッドリストに載せるかどうか、5日までロンドンで作業部会を開き、16人の専門家が出席して協議しました。作業部会では、ニホンウナギの漁獲量が大幅に減少したというデータなどが報告され、IUCNは今後、こうしたデータの分析結果を世界の研究者にも送って幅広く意見を聞き、レッドリストに載せるかどうか、本格的に検討を進めることになりました。 結論が出るには、少なくとも数か月かかる見通しです。 IUCNのレッドリストには法的拘束力はありませんが、絶滅のおそれがある野生動植物の国際取り引きを規制するワシントン条約で、規制の対象にす