NTTはディープラーニング(深層学習)の学習に必要な時間を、最大で従来の5分の1に短縮する技術を開発した。学習時間を短縮できるよう自動調整する機能をモジュール化し、プログラムに組み込むだけで実現できる。ディープラーニングを導入する際のコストや時間削減になり、利用促進につながる。まず6月末までにNTTグループ内の数カ所で短縮機能を導入して、効果の詳細な検証を始める。 ディープラーニングでは正しい処理結果を導くため、事前にコンピューターが学習データを元に正誤判断を学ぶ。 学習データは、画像認識が目的ならさまざまな画像データを、囲碁ゲームなら棋譜データなどデータ量が膨大で、学習時間は数時間から最長で数カ月も必要となる。今回開発した新機能を組み込むと、従来の5分の1―半分に短縮できる。 ディープラーニングの学習方法は、人の脳の働きをコンピューター上で模式化した人工ニューラルネットワークの...
経済産業省は製造現場でIoT(モノのインターネット)を実現するための基本ソフト(OS)の育成に乗り出す。2016年度からの実証試験などを通じ、製造現場の情報をデジタル化し、工場間の連携や経営情報との統合などが可能なOSに仕上げる。あらゆるソフトウエアの基盤となるOSは製造業の国際競争に大きな影響を与える可能性もあることから、日本の強みに沿ったOSを国主導で普及させる狙い。 OSがあることでメーカーが異なる機器同士でデータを共有し、機械間の連携などがしやすくなる。さらにこのOSを統合業務パッケージ(ERP)などと連携させる方針。工場の生産性向上にとどまらず、生産現場の情報を経営情報やマーケティング情報と直結する仕組みを目指す。 現在は顧客の事情や環境に合わせてカスタマイズされたOSが多く、汎用性に乏しい。そこで2016年度内に始まる「スマート工場」の実証事業や官民連携組織の「IoT推...
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