英国の全国紙「タイムズ(The Times)」は、2010年から記事を有料化している。つまり、同社が得意とする分析記事や論説や解説記事は、本紙と日曜版の「サンデー・タイムズ(The Sunday Times)」の印刷版やデジタル版を、料金を支払って購読する40万2000人の読者に提供されているのだ。 また、速報ニュースも呼び物のひとつだ。デジタルにおいて新興ライバルメディアが次々と登場するなか、その過当競争に巻き込まれていた。だが、それももう終わりだ。タイムズはニュース速報合戦から完全に撤退しようとしている。その代わりに、記事配信をスケジュールに沿って行う体制を確立したいと考えているという。 英国の全国紙「タイムズ(The Times)」は、2010年から記事を有料化している。つまり、同社が得意とする分析記事や論説や解説記事は、本紙と日曜版の「サンデー・タイムズ(The Sunday Ti