海江田万里経済財政担当相が19日にテレビで、年収1500万円の人について 「金持ちではない。中間所得者だ」 と述べたそうだ。 これは16日の臨時閣議で決定した2011年度税制改正大綱の中で給与所得控除を年収1500万円で頭打ちにした増税についての話だ。 高所得者層を狙い撃ちにした増税との批判についての反論でこの発言が出た。 実は高所得者層を狙い撃ちする事自体はあまり批判するつもりはない。 市場経済の中で民間でやっている限りは、稼ぐ人は稼ぎ、一生懸命に働いても生活が苦しい人も出てくる。 人間が群れの社会として生きていく為には、当然「ある所」から取って「無い所」へ使うことが必要になってくる。 それを誰がやるかといえば、民間では出来ないから国なり自治体なりがやる事になる。 その税率がとんでもなく非常識でない限りは、ある所から取るのは決して反対ではない。 ついでに言えば”年収1500万円”は金持ち