事の発端は、以下の猪瀬直樹氏のツイートだった。 性的少数者の人権を認めます。RT @go_lgbt: 猪瀬直樹さま、はじめまして。 私は東京都に住んでいるふーと申します。同性パートナーと12年一緒に暮らしています。性的少数者の人権や同性婚やパートナーシップ法についてどのようにお考えでしょうか。@inosenaoki 「性的少数者の人権を『認める』とは、猪瀬てめえ何様だ」という議論が方々で起こったようだ。 ぼく自身も、最初このツイートを目にした時には、猪瀬氏の無神経さに憤り、彼の発言に垣間みる日本のエリートの視野狭窄度合いに再び失望した。 だが、その後悶々と考えているうちに、ぼく自身の考え方にも問題があるのではないかと思うようになった。ここに書くのは、偏見と価値観について、ぼくが20数年考えてきたこと、そしてそれに関して最近ようやっと得た一つの結論だ。1 「ガイジン」 思い起こせば、ぼくは色