中央アメリカで「コーヒーさび病」の感染が広がっており、コーヒー産業が大きな痛手を負うことになるだろうとのこと。中央アメリカのコーヒー豆収穫量が15%減となってしまった昨年、およそ40万人が仕事を失ったが、今年は50%まで収穫量が減ってしまう恐れもあるのだという(本家/.、Wired記事)。 中央アメリカおよびジャマイカやコロンビア、ペルー、メキシコでは、高品質とされるアラビカ種の生産が行われているが、アラビカ種は病気に弱いため同地域でのコーヒーさび病の感染が拡大している。一方で病気に強いロブスタ種は、価格も低ければ味もあまり良くないといわれている。高品質なコーヒー豆ほど、ますます価格が上がり入手困難になる模様だ。 中央アメリカでコーヒーさび病が蔓延することとなった最大の原因は、気候の変化であるようだ。本来ならば中央アメリカの標高は、湿度が高く暖かいところを好む菌類が繁殖する環境条件とは一致