中国語学習で初心者が越えなければならない最初の壁 開校から数週間は、何を言っているのか分からず、 結構苦痛な日々だった。 ただ、2・3週間もすれば、そんな生活に慣れ、 街へ出て、片言で一言二言話して通じると嬉しくなり、 生活上、最低限必要な言葉は少しずつ覚えていった。 それでも、授業中は相変わらずで、 何を言っているか分からない日々が続いていた。 それは当然の事だった。 決定的に語彙力が不足しているのだから。 そう感じた僕は、 毎晩、ひたすら一番簡単な会話用の教科書を ひたすら復唱して暗記することを始めた。 すると、効果はてきめん、片言ながら、話せるようになり、 初級クラスの授業で先生が話す簡単な言葉が少しずつ分かるようになった。 もちろん、「初級クラスだから」という理由が大きいが。 初級クラスの先生は幼稚園児に話しかける様に、 大きな声でゆっくり話すのだから。 語学学習では、最初のうち、