ミャンマーの民主化を支援する超党派の議員連盟は、クーデターで実権を握った軍の幹部らを防衛省が留学生として受け入れるのは看過できないとして、政府に中止するよう要請しました。 ミャンマーで去年2月軍によるクーデターが起きて以降も、防衛省は軍の幹部らを留学生として受け入れていて、今年度も新たに4人の受け入れを決めています。 ミャンマーの民主化を支援する超党派の議員連盟の会合が開かれ、出席した議員から「市民の弾圧や武力行使を続けるミャンマー軍から政府が留学生を受け入れるのは看過できない」といった意見が出されました。 会合には、日本に住むミャンマー人らも出席し「日本政府が受け入れを続けることは軍を認めて支えるのと同じだ」などと指摘しました。 そして議員連盟は、軍の幹部らの受け入れを全面的に中止することなどを求める要請書を取りまとめ、防衛省や外務省の担当者に手渡しました。