Lesson485 「働きたくない」というあなたへ 9 「楽しく生きる。」 読者の反響には、 たしかに「楽しく生きる」に引っかかる、 という人もいるし、 「楽しく生きる」の何が悪い? いいことじゃないか? という人もいる。 正解はないのだが、 きょうは、「楽しく生きる」について、 さらに読者のおたよりから考えてみたい。 私は常日頃、「楽しい」というのは、 ものすごく偉大な価値だととらえている。 とくに表現教育の現場で。 「授業が楽しかったー!」という生徒に出会うと、 感心をとおりこして、尊敬するし、 天才じゃないかとさえ思ってしまう。 慣れない「表現する」ということを、 多くの人が、とまどいながら、苦しみながら、 やっており、その姿も、もちろんとても感動的なのだが、 生まれて初めて「表現する」ということをやり、 それを生き生きともう、「楽しんでいる」人に出会うと、 なんて感覚がいいんだろう