イスラエル軍によるレバノン空爆によって中東情勢が悪化するなか、YouTubeやMySpaceにおいてイルコモンズによる映像の抗議行動が展開されていたことを知らされた。いまやだれもが放送局になることを可能とした動画ポータル・サイトは、いまのところまだコピーライト侵害への対策が徹底していない分、アナーキーな映像の宝庫として魅力的なのだが、それが使い方次第では市民による政治的なアピールやデモンストレーションの場にもなる可能性を潜在していることを、この映像は気づかせてくれる。 「SOMEDAY OVER THE WINDOW」はYouTube上で見つけた2つの映像(レバノンのホテルの窓から撮影された空爆シーンと、キース・ジャレットの「Over the rainbow」の演奏)をリミックスしたもの。作者であるイルコモンズは、ビデオに付けた英文のコメントの中で「これはジャック・デリダの『テレビのエコー
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