広告収入の落ち込みが深刻、テレビ局総崩れで瀬戸際の制作会社(1) - 09/01/05 | 10:20 「2008年の夏以降、一気に環境が厳しくなった。今期の赤字は避けられない」――。ある番組制作会社の幹部が、苦しい胸の内を吐露した。実は今、多くの制作会社が未曾有の苦境に立たされている。 原因はテレビ局の業績不振だ。景気後退による広告市況の悪化で、特に番組と番組の間に放送されるスポット広告は07年10月から出稿量が急減。そのあおりで今4〜9月期業績は、在京の民放キー5局のうち4局が減益で、日本テレビ放送網やテレビ東京は最終赤字を計上した。さらに12月16日には、テレビ朝日が今期3度目となる業績予想の下方修正を発表している。 各局とも利益確保のために、なりふり構っていられない状況だ。他局との競争力の源泉となる番組制作費の削減に踏み切っており、そのシワ寄せが制作会社に来ている。 テレビ局の