コクヌストモドキについて コクヌストモドキは甲虫目ゴミムシダマシ科に属する昆虫です。ゴミムシダマシ科の大部分が野外に生息し、枯死・腐敗植物、種子、獣の糞などを食べていますが、一部の種が穀物や飼料から発生し、問題となります。 日本で貯穀害虫として有名な種としては、コクヌストモドキやヒラタコクヌストモドキが挙げられます。これらは製粉工場や飼料工場においてよく発生し、一般家庭や食品店の小麦粉からもしばしば発生が見られます。 コクヌストモドキ -Tribolium castaneum- コクヌストモドキは穀粉の害虫として世界的にも有名な種です。 体長3~4mmでの赤茶色をし、表面はかすかな光沢があります。 小麦粉や菓子、パン類、米びつなどからよく発生する虫です。そのため、これらの食品を扱っている倉庫・食品加工工場や飲食店の他、一般の家庭でもよく見られます。木材は加害しません。 成虫の寿命は極めて長