著作権問題を考える創作者団体協議会の意見広告が昨日の朝日新聞に掲載されました。 他の新聞にも掲載されているかもしれません。 その広告の見出しは「日本文化は、なぜブームで終わるのか。」です。 地の文章では明記していませんが、著作権保護期間延長の意見広告ですので、著作権問題を考える創作者団体協議会は著作権保護期間が著作者の没後50年だから日本文化はブームで終わるのだ、と考えているのでしょう。 著作権保護期間を著作者の没後70年に延長したら、日本文化はブームで終わらないのでしょうか? それは、考えが甘いと思います。 夏目房之介氏の著書「マンガ 世界 戦略」では、このままでは日本のマンガ文化もカモネギ化してしまうと、警鐘を鳴らしていて、そうならないための具体的な提言もなされています。 しかし、その中に著作権保護期間の延長はありません。 マンガ 世界戦略―カモネギ化するマンガ産業 作者: 夏目房之介
【入力/校正】電子翻刻の落とし穴 青空文庫で底本からのファイル作成を続けていくうちに、「これは意識しないとみつからない」と思われる、難物の存在に気付きました。 「電子翻刻の落とし穴」とでも呼ぶべきそれらを、以下にリストアップします。 なお、こうしたものについては、点検グループが意識してチェックするようにしています。 「ここまでできないと、入力や校正はできない」といった話では、けっしてありません。 ただ、難物情報も、力を合わせて進めてきた青空文庫の作業の成果。 これも共有できればと言う意図で、ここに示します。 ▼非漢字グループ ●平仮名「へぺべ」と片仮名「ヘペベ」 上の見出しの平仮名と片仮名、あなたには見分けがつきますか? 形の似た別の字が紛れ込みやすい OCR によるファイルで、最後まで生き残る可能性が高いのが、このパターンです。 片仮名の「ヘ」と「ペ」と「ベ」、平仮名の「へ」と「ぺ
既にokeydokey氏のサイトで、 「速報」として伝えられているが、 (http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20060711/1152607604#tb) 以前本ブログでも取り上げた*1、 パラマウントピクチャーズによる「ローマの休日」激安DVD差止事件 につき、東京地裁が仮処分申立に対する却下決定を下している*2。 ここでの争点は、 映画の著作物の保護期間を延長する平成15年改正法、 そして、 「改正後の著作権法・・・(中略)・・・第五十四条第一項の規定は,この法律の施行の際現に改正前の著作権法による著作権が存する映画の著作物について適用し,この法律の施行の際現に改正前の著作権法による著作権が消滅している映画の著作物については,なお従前の例による。」 とする附則第2条の解釈の一点のみ。 著作権の保護期間が38年から50年に延長された際の取扱いについては、 「
Expired:掲載期限切れです この記事は,ロイター・ジャパンとの契約の掲載期限(30日間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
私的録音録画小委員会、見直し議論は「補償の必要がある」ことが前提? 補償制度の必要性について検討した前回の会合では、私的複製によって権利者などが受ける損失の有無について意見が対立。「議論が入口で終わっている」という声が多かったことから、今回の会合では「議論のたたき台」として、仮に補償の必要性があるとした場合の資料が提出され、議論が進められた。 小委員会で「そもそも論」が多く出るということは、言い換えると、委員から補償金の必要性や存在意義について疑問が出されているということだ。 それなのに、補償金の存続した場合の資料を提出し議論を進めていこうとするんだから、無茶ってもんである。 議論が入り口で終わっていることが不満であるのなら、入り口から奥に入っていこうとするのが普通のやり方というもので、この場合それは、市場や私的複製の状況を再調査、再検討して、権利者に本当に損害が出ているかをはっきりさせる
著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベントvol.1 「なぜ、いま期間延長なのか――作品が広まるしくみを問う」の雑感(1) 2006年3月12日、慶応大学三田キャンパスにて、著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラムによる公開トークイベントの第一弾が行われた。これはそのトークイベントの生中継と、のちのストリーミング配信によって視聴したあとの雑感である。 今回のトークイベントでは、音楽ジャーナリストの津田大介さんがコーディネータとなり、ノンフィクション作家の佐野眞一さん、写真家の瀬尾太一さん、情報メディア法を研究されている林紘一郎さん、そして作家の三田誠広さんの四人も参加した。 前回のパネルディスカッションをふまえ、今回のテーマは「なぜ、いま期間延長なのか」ということで始められたが、集められた人々の議論の中心は、むしろ「いかなるシステムを、あるいは制度を構築していくか」に
■ 北海道新聞の記者がWinnyを使って流出ファイルを入手したことを公言しているが自分のやっていることがわかっているのか 北海道新聞の記者のブログにこんな記述がある。 今回の流出資料を、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の情報を元に入手してみました。 (略) 私はWinnyを使う際、ハードディスクの中身を完全に消し、クリーンインストールし直した古いPCで起動しました。もちろん、個人情報などは一切入っていません。会社のネットは使わず、自宅のネットを使ったほか、流出資料はその古いパソコンでウイルスファイルの除去を行い、Winnyが入っていない別のパソコンでさらにウィルスチェックを行い、安全を確認してから閲覧しました。仕事用のパソコンでは開いてません。これぐらいやらないと危なくて危なくて。 で、目的のファイルを入手した時点で、古いパソコンは再び、押し入れにしまいました。流出ファイル自体もパソコ
情報格差──これから始まろうとしている本当の格差社会 ここ数年、新聞やテレビで格差社会という言葉をよく見るようになりました。実際、経済格差はけっこう広がりつつあります。富める者はますます富めるようになり、貧しい者はますます貧しくなる。それが格差社会です。 しかし、格差があるとはいってもそれなりに食べてはいけますし、共働きならどうにか子供の一人くらいは育てられるくらいは稼げたりします。 ……今ならば。 数十年後、いや、あるいは数年後かもしれません。その「食べていける」というレベルの格差すら生ぬるい、本当の格差社会がやってくるかもしれません。 これを一言でいうなら、「情報格差」です。それを以下より解説します。 ググれる人、ググれない人 「ググる」子供と、「ググれない」子供という記事が、夏休みの終りに話題を賑わせました。小学6年生の娘がインターネットを活用して学習を進めて行く様を描きながら、イン
いまさら聞けない“Web標準”、そしてXHTML+CSS:いまさら聞けないリッチクライアント技術(4)(1/3 ページ) 前回の「いまさら聞けない、“Ajax”とは何なのか?」の説明の中で、Ajaxの定義の1つとして「XHTMLとCSSを使った標準規格のプレゼンテーション」というのがありました。前回の記事では、この部分をしっかり解説できなかったので、今回はこれについて解説をしましょう。 といっても、Ajaxの補足説明が今回の目的ではありません。HTML/XHTMLとCSSを使った「Web標準」について紹介します。 「Web標準」という単語はよく耳にしますが、具体的にどんなものか? HTML/XHTMLとCSSとどのような関係があるのか? さらに、HTML/XHTMLやCSSって何? といった点について見てみましょう。 「Web標準? Webを標準化することかな?」 AjaxやXML、Jav
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く