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みなさんは市役所などに出かけた際、庁舎の近くに「○○市平和都市宣言」などと記された銘板や記念碑を見かけたことはないでしょうか。そのような場所には、例えばこんな文言が記してあります。「私たち市民は、平和な社会を築くことを誓い、ここに平和都市を宣言します」(兵庫県伊丹市の平和都市宣言より)。 地方自治体やその住民は、「宣言」――交通安全宣言とか平和都市宣言、青少年健全育成宣言――を通して、交通安全や平和や青少年育成などの問題にどう取り組んでいるのかを対外的に示しています。 逆に言うと、「宣言史」をふり返ることで、地方自治体がどのような行政課題に直面してきたのか、その変遷が見えてくるはずです。 そこで今回は「北海道」を例に取り、地方自治体がこれまでに何を「宣言」してきたのかを探ってみることにしました。前編となる今回は、およそ1980年代までの「流行」について概観することにします。 自治体宣言の世
英米人は誉め言葉の中に微妙に本音をにじませて伝えます。この方法を体得することは彼らと対等にやり合うのに不可欠です。しかし、最初はなかなかできません。第1ステップとして、英米人流の誉め方を学びましょう。これはgoodさえ使えれば、誰でもすぐにできるようになります。 英米人は建前の世界 日本人は本音を言わない、英米人は単刀直入に話す、と言われています。この指摘は外国人がしたものです。日本人がこう思うはずはありません。こちらは外国人が話すちんぷんかんぷんな英語を聞かされるわけですから、「ああ、外人って単刀直入だなあ」と思うことはないからです。 この「日本人は本音を言わない、英米人は単刀直入に話す」という指摘は正しいでしょうか。われわれは検証することもなく、この指摘を真に受けていないでしょうか。ぼくの経験では真実はこの逆です。日本人は本音をよく言います。 例えば、顔馴染みの寿司屋に入って、「久しぶ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「どんなに仕事ができても中国人は高い役職には就けない」 「上司の前ではとりあえず言うことを聞いていればよく、その場では反論してはいけない」 「日本人駐在員はいつも中国人スタッフを警戒している」 ――(日系企業に勤める中国人社員の言葉から) * * * 「金さん、中国の現地法人で人事制度を改定したいと思っているので協力してください」。日本本社の人事課長である方から1本の電話がかかってきました。私はさっそくどのような協力が可能か、その方といろいろ議論をしました。 その会社は生産機能も社内に持つ小売りの会社で、日本でも急成長しています。中国に進出をして既に数年が経っていました。これまで中国拠点には安価な労働力を活用した生産機能しか期待してい
大学って、いったい何をするところだったのだろうか? かつての大学は間違いなく「学問」をする場だった。少なくとも大学進学率が3割に満たなかった1970年代前半までは、「貧乏人には学問は必要ない」なんて言い回しがドラマなどでよく使われていたように、大学が存在する目的も、そこに行くのも学問のためだった。 仕事に就くために大学の学問が必要だったケースもあるかもしれないが、おおむね大学と仕事は、別ルートに存在する立場にあったと考えられる。 ところが大学に行く人が次第に増え、高等教育を受けることが特別なことではなくなったころから、大学が仕事へのルート上に組み込まれるようになる。加えて、「入る時は難しいけれど、出るのは簡単」とばかりに、大学に入学することが目的と化し、大学の存在意義が揺らぎ始めた。 80年代にレジャーランドと化した大学 私が大学受験をした1980年代後半には、既に大学は「遊ぶ」場だった。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 外国人の友人に日本における英語の公用語化についてコラムを書いているというと、皆とても興味を示す。そして会話は彼らの日本人とのコミュニケーションの経験談に移ることが多い。今回のコラムでは私の知り合いが指摘した日本人特有なコミュニケーションについてお話したい。もちろんすべてを一般論として話すことはできないが、なるほどと思う点がいくつかあるので紹介する。 ミーティングに多数が出ても発言するのは上司だけ 東京で外資系の資本運用会社のヘッドをしていたイギリス人の女性は、日本人は自分の意見を積極的に述べないと指摘する。とくに他の人と意見が違う場合は遠慮して発言しない。ミーティング際には部下に対して「どうですか?」と聞かないと自分の意見を述べない。しかし意
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「最近、会議に出るのも、社員と話すもおっくうで・・・。社員が何を考えているのか、どうしたいのか、どんどん分からなくなってきてしまいました」 その日系企業の総経理(社長)は、見ているこちらが気の毒になるぐらい落ち込み、どんどん小声になって行きました。「いったいどうしたのですか。1年前はあんなに元気に中国事業のことを話していたじゃないですか」。私は元気づけるように話を続けました。 活力に満ちていた1年前 その会社はネット系の事業を営んでおり、著しい成長を続ける市場を取り込もうと中国に進出しました。日本でも急成長しており、30代の若い総経理は会社の命運をかけて送り込まれたエース級の人材です。やる気に満ちて、とても優秀。日本では営業マンとしていちはや
「へこんでる時は 真っ先にメールしてくれる優しさに もう何度も救われて」。2010年12月31日、西野カナはNHKの紅白歌合戦に初出場を果たしました。冒頭の一節は、彼女自身が友人への想いを託して作詞した「Best Friend」(2010年2月発売)からの引用です。このようなJ-POP系の楽曲に、最近「メール」などの言葉が何気ない素振りで登場するようになりました。 言葉は社会の鏡です。それと同様、言葉を「歌詞」としてつづる音楽もまた、社会の鏡と言えます。「歌詞の中にメールが登場する」ということは、「音楽のテーマとなる友情や恋愛などの場面にも実際にメールが浸透している」ということなのでしょう。 では「手紙」や「ケータイ」などの通信手段は、「歌謡曲」や「J-POP」などにおいてどのように取り扱われてきたのでしょうか。とりわけポップスにおける最大のテーマである「恋愛」が、これらの通信手段とどう寄
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「総経理(中国語で社長の意味)、うちの会社は何のためにあるのですか?」 これはある日系企業で1人の従業員が総経理に投げかけた質問です。また、別の企業の入社試験面接では総経理に「会社の方針を聞かせてください」と聞いた志願者がいました。私はこれまで、約2000社以上の日系企業の採用に関わってきましたが、まともに答えられる総経理は一握りしかいませんでした。 果たして、中国に進出した日系企業にビジョンはあるのでしょうか――? 壁に掲げられた企業理念の秘密 私は日本生まれ日本育ちの華僑3世。大学を卒業してリクルートに入社し、HR(ヒューマンリソース=企業の人的資源)関係の業界に携わって21年になります。そのうち、中国での業務経験が15年になりました。こ
ある中国人がさらりと言ってのけました。中国人と日本人の違いは、話に答えがあるかないかだと。どうしたいのか、イエスかノーかをすかさず言うのが中国人。日本人はお分かりのように曖昧さで切り抜けようとする。だから、中国人と初めてビジネスをしたほとんどの日本人は、中国人は一筋縄ではいかないと思うようです。 また取引の場では、日本人はぞろぞろと何人も出席する。一方、中国人は当事者のみ。こういう光景は当たり前らしく、ひと言も発しない人が何故会議の場にいるのか、不思議に思うそうです。 私自身も、そういう場を何回も経験しました。何故、話さない人がプレゼンや会議の場にいるのか。また、それを当たり前のように思っているクライアントに対しても妙な違和感を覚えました。これが、日本人的な交渉の光景と言えばそうですが、欧米の会議は全く違っていましたから、余計に変だなあと感じてしまったのです。 つまり、たくさんの同僚や上司
私の妻は日本人。イタリア人のメイクアップアーティストにメイクをしてもらったことがある。 その時、帰宅してきた顔を見て、「な、なんだ! そのニューハーフ顔は!」と思わず叫んでしまった。あまりにどきつい。本人も洗面所に駆け込んで、急いで化粧を落とした。しかし、帰宅途中、道行く人たちが妻の顔を笑ったということはない。 結局、妻がイタリア人にメイクを任せたのは、2回しかない。懲りごりなのだ。1回目、派手派手しいカラーで目の周辺をべっとりと塗られた。そこで彼女は、2回目は「自然な感じに・・・」と頼んだ。確かに、メイクアップアーティストは、青系ではなく、茶系を使った。だが、日本人にしてみれば“ケバイ”のは変わらなかった。 日本では化粧したかどうか分からないような、自然な化粧が好まれる。しかしヨーロッパでは、化粧をするなら、化粧をしたことがはっきり分かる化粧がよい。日本水墨画を象徴する絵師である長谷川等
「英語で考えるなんてできない」と思っていないでしょうか。苦手意識の強い人でも、実は英語で考えることを既に始めています。それに気づかないだけです。英語脳を育てる最も効果的な方法は英単語スピーキングです。 「自分は思ったより英語ができる」と分かったきっかけ 突然、誰かに殴られたとします。痛い! そのときあなたはどう言うでしょうか? 「いてててて!」 でしょう。 これは考えてしゃべっていません。条件反射しているだけです。 ぼくがアメリカでテレビドラマを見たときに、頭を殴られた主人公は 「アウ アウ アウ アウ!」 と言っていました。 ぼくはとっさにこう思いました。 「なんだかふざけているみたいだ。 痛さを感じているなんて思えないよ」 ぼくには「アウ アウ アウ アウ!」が 「痛い!」には聞こえなかったのです。 「英会話がうまくなるためには日本語抜きに英語で考えなくてはいけない」とよく言われます。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「グローバリゼーション」と言うと、地球規模のビジネスをイメージする。「国際化」も似たようなものだろうと思う。 が、「国際化とローカリゼーションのセットでグローバリゼーションを構成するという考え方をする」と説明する人がいる。それは「ローカリゼーション産業」の担い手たちだ。この考え方は、特にソフトウエア設計で浸透している。 どう実践されているか、簡単に説明してみよう。商品企画スタート時、まず世界各地にある独自な要素をあらかじめリストアップ。そして、商品設計の段階で統一的なスペックを作り上げる。2バイト環境と1バイト環境を事前に考慮した設計は、この一例だ。あるいは、住所表示が日本では区・町名・番地となるが、欧州では通り名・番地か番地・通り名だ。カー
現在、日本では約13万人の外国人留学生がいる。日本政府は30万人に引き上げるという大きな目標を掲げているが、最大の問題はせっかく留学生が日本で学んでも就職のチャンスが非常に少ないことだ。 最も身近なグローバル人材であり、日本語の話せる外国人をうまく採用し、戦力として育てて行くことは重要。現在、日本の外国人留学生のうち、就職希望者の半分はうまく就職できず、母国に帰っているとされる。 日本で学ぶ外国人留学生を長く支援してきた国際留学生協会(IFSA)の藤岡和之事務局長と清水逸枝さんらに現状を聞きながら、外国人留学生を生かすために何が必要なのかを考えてみたい。 国際留学生協会では年2回、日本で学ぶ外国人留学生のための就職イベントを実施している。外国人留学生の採用は2004年以降、日本企業の業績が回復したことや新興市場ビジネスがより重要になったことで、順調に拡大してきた。しかし、リーマンショックの
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと、ネットショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天とが、英語を社内の公用語とする方針を打ち出しました。このニュースは、東証1部上場の自動車部品メーカーであるユーシンが「30代―40代で英語が堪能」などを条件に次期社長を新聞広告で募集するといった材料とあいまって、あっという間に全国区的な話題となりました。そして、グローバル化を標榜する日本企業にとって、グローバル化には英語力が必須であるという論調が広がっているようです。 グローバル化に英語力は必要か、と問われれば、もちろんイエスと私も答えるでしょう。実際問題として、日本人の中で英語できちんと仕事ができる人たちは、年代にかかわらず明
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「アメリカの企業でずっと仕事をしてきますと、右翼というか、国粋主義というか、そうなってくるのですね」。 8月下旬、とあるIT(情報技術)関係の会合に出ていたところ、パネルディスカッションに登壇した日本のIT企業社長が開口一番、こう述べた。社長の隣に座っていた司会者が苦笑し、「それは本題と関係ないでしょう」と口をはさみ、会場のあちこちから笑い声が上がった。 その社長は米国に本社があるIT企業数社で経験を積んだ後、日本で起業し、自ら考案した情報システム開発手法の普及に取り組んでいる。外資系企業に勤め、米国で開発された製品や手法を日本に持ち込む仕事を続けているうちに、日本には日本生まれの開発手法が必要だと考えるようになったという。 IT利用や情報活
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「アメリカの企業でずっと仕事をしてきますと、右翼というか、国粋主義というか、そうなってくるのですね」。 8月下旬、とあるIT(情報技術)関係の会合に出ていたところ、パネルディスカッションに登壇した日本のIT企業社長が開口一番、こう述べた。社長の隣に座っていた司会者が苦笑し、「それは本題と関係ないでしょう」と口をはさみ、会場のあちこちから笑い声が上がった。 その社長は米国に本社があるIT企業数社で経験を積んだ後、日本で起業し、自ら考案した情報システム開発手法の普及に取り組んでいる。外資系企業に勤め、米国で開発された製品や手法を日本に持ち込む仕事を続けているうちに、日本には日本生まれの開発手法が必要だと考えるようになったという。 IT利用や情報活
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