親善試合に結果は必要ない練習試合、親善試合は結果を出しても意味がない。特に「本番2,3週間前」はむしろ悪い出来でいい。それは自分がサッカーを見続けてきて得た教訓だ。 ジーコジャパンは2006年のドイツ大会の2週間前にドイツと親善試合を戦い、2-2で引き分けた。しかし本大会は1分け2敗で敗退している。 岡田ジャパンは4連敗で2010年の南アフリカ大会に乗り込んだ。国内最終戦となった日韓戦も0-2といいところなく敗れ、スタジアムが険悪なムードになったことを思い出す。しかし本大会はベスト16に進出した。 コンディションには波があり、大会2週間前、3週間前は「徐々に追い込む」時期だ。疲労から回復した「ちょうどいい状態」を迎えるのは試合日でいい。コンディションが整うことで、戦術の遂行力は上がる。戦術的にもまだ修正点を「探す」時期で、課題が生じること自体はネガティブでない。もちろん「手の内」も見せない