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ブックマーク / shiba710.hateblo.jp (5)

  • 映画『バービー』に潜む“死”と“不安” - 日々の音色とことば

    『バービー』を観た。 驚いたのは、予想してた以上に“死”にまつわる映画だったということ。 全然気付かなかった。なにしろキャッチコピーは「バービーの世界、初の実写化!」。キービジュアルもピンク色のカラフルな仕上がりだし、予告編もまるでおとぎ話のようなコメディタッチの映像。きらびやかでポップな世界観が全面に打ち出されている。 www.youtube.com ただ、その一方で、『バービー』が単なるファンタジーじゃなく、ジェンダーを中心にさまざまな社会問題を取り扱った映画だということは、いろんな記事を通して、なんとなく伝わってきていた。 たとえば以下の記事には「映画『バービー』は女性をエンパワーメントするフェミニズム映画として大絶賛されている」とある。 globe.asahi.com たしかにそのことは映画の大事な要素になっている。 「完璧な毎日が続くバービーランドから、ある日、バービーとケンが“

    映画『バービー』に潜む“死”と“不安” - 日々の音色とことば
    taizouzo
    taizouzo 2023/08/13
  • ハッピー・ハードコア漫才としてのヨネダ2000「餅つき」 - 日々の音色とことば

    今年も『M-1グランプリ』面白かった! なんだかんだで忙しくて直後に感想書けなくてもうすっかり時間が経ってしまったんだけど、それでもブログに書いておこう。ヨネダ2000の「つき」のネタがBPM160であることの“意味”について。 www.youtube.com 抜群に面白かったです。僕は劇場に足を運ぶほどのコアなお笑いファンではないけれど、去年から「すごいのがいる」という噂は伝わってきて。で、THE Wに続いてM-1で観て、すっかりファンになってしまった。 直後の感想はこれ。 ヨネダ2000、抜群に面白かった。ミニマルテクノ! — 柴 那典 (@shiba710) 2022年12月18日 マジでミニマルテクノなんですよ。「ぺったんこー」「あーい!」のリズムが癖になる中毒性があって、しかも「あーい!」に強弱のダイナミクスがあったり、ドラムが入ってきたり、DA PUMPのダンスが始まったり、

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    taizouzo
    taizouzo 2022/12/25
  • 『この世界の片隅に』と、「右手」が持つ魔法の力 - 日々の音色とことば

    今日は、映画『この世界の片隅に』についての話。 もうすでにいろんなところで評判になっている。たくさんの人が心を揺り動かされている。絶賛されている。「映画館で観るべきだ」って言っている。僕も同意。名作だと思う。だから付け加えることはないかなとも思ったんだけど、やっぱり自分が感じたことを書いておこう。 僕は試写のときと、公開翌日と、2回観た。どちらも、途中から気付いたら涙ぐんでいた。なんと言うか、「感動を体感する」ってこういうことなんだと思った。原作は読んでいたから話の筋はわかっていたけれど、そういうこととは関係なしに、伝わってくるものがあった。物語というものの持つ質的な力に触れたような感覚があった。 最初の感想ツイートは以下。 『この世界の片隅に』観てきました。試写含めて2度目だったけどやっぱり涙ぐんでしまった。「描く」ということについて徹底的に貫いた作品だと思った。すずさんが絵を描く人だ

    『この世界の片隅に』と、「右手」が持つ魔法の力 - 日々の音色とことば
  • 優越感ゲームから降りられなかったオトナ女子「40歳OL」の正体 - 日々の音色とことば

    photo by Takuma Kimura flic.kr ■自意識の牢獄から抜け出せない理由 今日は与太話。 tokyo-calendar.jp だいぶ話題になってましたね。「東京カレンダー」の連載「東京女子図鑑」。秋田の国立大学を卒業してアパレル企業に就職したというOL「綾」を主人公にしたストーリーが、いろんな方面で物議を醸したりしながら、先日最終回を迎えた。僕はこのタイミングで知って、さかのぼって全部読みました。 おもしろかった。 もう…もはやどこに住むとかじゃない…なんか、暗い暗い!暗いよ!血液ドロッドロな感じだよ!無記名連載でここまでやりきるの、すごいよ。あと、唐突なジェーンスーさんの登場になんかアワアワしてしまう… RT https://t.co/3UrEzlmgzl — 能町みね子と秋の空 (@nmcmnc) 2015, 11月 8 たぶん、冒頭部分にハッとする女の人はいる

    優越感ゲームから降りられなかったオトナ女子「40歳OL」の正体 - 日々の音色とことば
  • ロックフェスと「戦争反対」について - 日々の音色とことば

    ■フェスの「レジャー化」が前提になった2014年 ROCK IN JAPAN FESTIVALに行ってきました。 今日の話はそこで感じたことについて。基的にこのフェス、参加者にとっては楽しくて過ごしやすい素敵な場所だと思っているのです。そして同時に、そうやって進化してきたことで、非常に特殊なフェス文化圏を持つ場所になっている。そのことについては、下記の記事で書きました。 RIJフェス、セカオワが大トリを務めた意味とは? カギは「世代交代」と「テーマパーク化」 - Real Sound|リアルサウンド http://realsound.jp/2014/08/post-1079.html そこでも書きましたが、今回は運営側による「サイリウム・ペンライトなどの発光物使用、過度なパフォーマンスや応援行為の禁止」という掲示がネット上でかなり波紋を呼んでました。でも実は、現場ではそんなに騒ぎにはなっ

    ロックフェスと「戦争反対」について - 日々の音色とことば
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