最近の株価を見ると、日経平均が毎日数パーセント上下するような荒っぽい動きが続いている。こういうときに何を考えるべきかと言えば、株価の絶対水準だ。特に株価の利益に対する水準でまずは考えるといい。最終的には、会社の持つ資産が生む利益によって、資産価値自体が評価されるわけだから、会社の利益の力で株価を評価することは理にかなっている。 仮にファンドの解約売りや、海外の株価下落などによって、株価が過剰に下がるような局面があるならば、絶対的に安ければ買えばいいということだ。 とはいえ、ここ数週間の株価と企業収益の動きを追うと、眼下の状況下での株式投資の難しさが分かる。 たとえば、先々週末の10月31日の日経平均株価の終値は8576円98銭(前日比452円78銭安)だった。ところが、その後乱高下を続けて、先週末の11月8日には前日比316円14銭安の8583円ちょうどで引けた。結局、1週間ドタバタ