CAPMなどでは(っていまでも信奉者いるのかどうかわからないが)あるリスク資産の期待収益率(Re)の公式は Re=Rf+β(Rm-Rf) とあらわされる。Rfとはリスクフリーレート(無リスク資産リターン)であり、Rmは市場平均リターン(一般的には株式ならば株式市場インデックスの利回り)。βは「感応度」をあらわす。つまり個別株式のリターンはリスクフリーレートとリスクプレミアム(Rm-Rf)にその株式の市場感応度を乗じたものを加えたものとなる。具体的にリスクフリーレートが1%で株式の市場利回り(期待利回りね)が3%、当該株式のβ値が1.5(つまり市場平均の動きに対して上げ下げともに1.5倍値動きがあるという過去の習性があること)だとしたら、Reすなわち当該株式の期待リターンは4%ということになる。もちろんここにはリスクの概念は入っていない。またリスク対比のリターン効率を表すシャープレシオの計算