3D CGやバーチャルリアリティ(VR)、データ解析に機械学習、クラウド――ゲーム/エンターテイメント開発の最前線では次々に新しい技術が採用され、新たなユーザーエクスペリエンス(以下、UX)を生み出すために活用されている。そして今、注目を集めているのが人工知能(以下、AI)技術だ。 2015年8月26~28日にパシフィコ横浜で開催された「CEDEC 2015」では、AIや機械学習、データ解析を開発現場で活用する先進的な試みが紹介されるとともに、今後に向けた課題を示すセッションが行われた。本稿では、下記四つのセッションの模様をまとめてお伝えする。 ゲームの面白さを損なわず、かつ合理的なAIをハイブリッドで実現 AIに関する「知」を循環し、アカデミーな世界と開発現場の橋渡しを AIを作ることは、人を知ること――東ロボやオープンソースの「Kachako」における取り組み AI女子高生「りんな」や