インドネシアが導入を計画している高速鉄道を巡り、日本と中国の受注競争が大詰めを迎えるなか、インドネシア政府はそれぞれの計画案を検討する高官級の会議を行い、今週中にも日中のどちらに発注するか決まる見通しです。 インドネシア政府は31日、ジャカルタで閣僚会議を開いて、日本と中国のどちらの計画案を採用するか勧告を出す予定でしたが、急きょ、閣僚会議を延期し、経済政策を担当する6つの省庁の高官が出席する会議を行って、双方の案を検討しています。会議では、インドネシア政府から委託を受けたアメリカのコンサルタント会社が双方の案について財政面や技術面から行った調査をもとに、意見が交わされています。 インドネシアの高速鉄道を巡っては、中国は、工期の短さや融資の拡充によるインドネシア側の負担の少なさをアピールしていて、インドネシア政府の関係者によりますと、日本は先週、融資の返済条件を大幅に緩和した案を新たに提示