その当時、こういったレイアウトは、革新的で「なぜ、こんなことができるんだ」「やってみたい!」となりましたが、テキストがばらばらに表のセルに入っている状態では、検索エンジンも読み上げソフトも、まともに文章を読むことができませんでした。 そして、HTMLを書く人(コーダー)は、この文字の回り込みの表を組むことに大変な時間をかけていました。それを救うように出てきたのが「CSS(カスケーディング・スタイル・シート(Cascading Style Sheets))」です。 レイアウトは「CSS」に任せようHTMLの記述がどんどん複雑になり、レイアウトのために文章を表で細切れにしてしまうようになると、第3回で解説した「文書を世界で共有する」というハイパーテキストの理想がどこかに行ってしまいます。 そこで、W3C(HTMLなどについて決める国際組織)は1996年に「CSS」について勧告を行い、「あまり複
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