米Amazon.com傘下の米Amazon Web Servicesは米国時間2009年12月13日,同社の仮想マシン・ホスティング・サービス「Amazon EC2」の課金体系に入札制の「Spot Instances」ベータ版を追加した。ユーザーが指定した入札価格を下回ると仮想マシンが起動し、上回ると仮想マシンが停止する。入札価格に応じて仮想マシンが動的に増減するため、金融・バイオ関連の解析処理や動画変換などの映像処理などジョブ並列化のロジックが組みやすい用途に向く。 Spot Instancesのスポット料金は需要に応じて変動する。例えば通常は0.085ドル/時の仮想マシンを、スポット料金が0.05ドル/時に入札するとする(画面)。この際0.07ドル/時で入札すると、0.05ドル/時で仮想マシンが起動し、料金が0.07ドル/時を上回るまで割安な料金で使い続けられる。 ユーザーは管理ツール