トランプ現象との類似性 2016ユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に「保育園落ちた日本死ね」が入ったことが物議をかもしています。株式会社ユーキャンや選考委員たちに批判が集まる一方で、社会学者の古市憲寿氏が「あくまでも比喩としての『死ね』と、具体的な他者や人格をおとしめるために使う『死ね』は全然違う」と擁護するなど、様々な議論が行われています。 確かに多くの人たちは公共のメディアで「死ね」という過激な言葉が使われることに違和感を覚えると思います。新聞や雑誌で「○○死ね」と書けば、相手から訴えられるでしょうし、場合によっては刑事事件になります。もちろんネット上でも同様です。 しかし、もしこれが「保育園落ちた日本はとんでもない国だ」とか「保育園落ちた日本許せない」であれば、たいした話題にならなかったでしょう。「死ね」という強い言葉だったからこそ、多くの人たちが議論の対象にし、その結果、待機児