高い殺傷力を持つ爆発物のほか拳銃や覚醒剤を製造した罪に問われている名古屋市の19歳の少年の裁判が開かれ、少年は「当時は危険性を全く考えていなかった。化学にはもう関わりたくない」と述べました。 少年は起訴された内容を認め、弁護士は刑事処分ではなく保護処分が妥当だとして、家庭裁判所に移送するよう主張しています。 19日、名古屋地方裁判所で行われた審理で、少年は製造した爆発物について「化学反応が見たくて『慎重に扱えば大丈夫だ』と興味の向くままに作ったが、公園で爆発させた時、台風のような風が吹いてその威力に驚き、自分が作ったものの怖さがわかった」と振り返りました。 そのうえで「今は誤爆や悪用のおそれがあることを認識しているが、当時は危険性を全く考えていなかった。化学にはもう関わりたくない」と話しました。 裁判長から「やってはいけないとわかっていて、なぜ踏みとどまれなかったのか」と問われると、少年は