九州大学がことし2月に行った前期日程の入学試験で、地学の問題にミスがあったことがわかりました。 大学は合否に影響はなかったとしています。 九州大学によりますと、ことし2月に行われた理学部と農学部の前期日程の入学試験で、理科の「地学基礎・地学」の問題の不備を指摘する文書が、7月、外部から寄せられました。 大学側が調べたところ、断層が動いた距離を問う問題で、答えを出すための計算に必要な断層の方角が示されていないミスがあり、解答できないことがわかったということです。 この問題は、4人の委員でつくる委員会が作り、問題に誤りがないかを調べる別の委員会でも3回にわたり確認していたということです。 理科の試験では、地学など4科目から2科目の選択が必要で、大学は、受験生3624人のうち地学を選択した4人全員について、この問題を正解としました。 その上で、改めて合否判定を行ったところ、合否に影響はなかったと