米Googleは世界最大の検索エンジンとして広告事業で大きな利益を上げている。だが業界観測筋の間では、「SaaS(サービスとしてのソフトウェア)型メッセージング&コラボレーションツールのGoogle AppsやYouTubeといった各種のベンチャー事業を検索事業の売り上げで支える」というGoogleの従来のやり方が長期的に持続可能かどうかについて疑問視する声も上がっている。だがGoogleを見限るのはまだ早い。同社はAndroidなど重要なアプリケーション開発の取り組みを進めており、Androidは今後モバイル&ワイヤレススマートフォン市場で大ヒットする可能性もある。 Googleは1つしか才能のない企業なのだろうか――? Googleを競争から除外しようと、これまでMicrosoftの複数の幹部がこの問いに対する答えが「イエス」であるかのように主張しているが、Googleはその「唯一の才
ゲン・コーポレーション「一人乗りヘリコプター」(1) 世界最高クラスのエンジン 手にしたらフワッと浮いた (聞き手:諏訪 弘=フリーライター) 長野県松本市に本社を置くゲン・コーポレーションは、世界で唯一、一人乗りのヘリコプター『GEN H-4』を開発している会社だ。代表取締役の柳澤源内さんはエンジン開発では日本有数のエキスパートであり、また長らく機械製造の会社を経営してきた。そのため『GEN H-4』は、シャーシはもとよりエンジンやプロペラまでもが自社生産である。当節では珍しい、ものづくりの気迫がこもったものと言えよう。 言うまでもなく、日本でヘリコプターを操縦・運航するためには様々な法規制の網をクリアしなくてはならない。それは社員数わずか数名の中小企業には手にあまる作業である。それでも開発・販売を「強行してしまった」背景には何があるのか。 一人乗りヘリコプター『GEN H-4』
北京オリンピックも8月24日、ついに幕を閉じた。8月8日からの17日間、スポーツの祭典としては前例のないほど壮大、華麗、そして躍動に満ちあふれた催しだった。閉会式だけをみても、これでもか、これでもか、と色彩豊かな人の海が巨大な動くモザイクをつぎつぎに創り出し、目をみはらせる映像やメッセージを描き出す。まさに中華人民共和国の威信の一大デモンストレーションだった。 しかしそれ以上に、北京五輪というのはその開催が2001年に決まってからの7年間、全世界にさまざまな波紋を広げてきた。政治的な論議の焦点ともなってきた。その論議とは簡単にいえば、国民の基本的な人権を抑制し、民主主義や宗教を弾圧する一党独裁国家が「平和と友好の祭典」であるはずのオリンピックを主催する資格があるのか――という点をめぐっての是非論だった。 今回の北京五輪を純粋なスポーツ行事だけとしてみるならば、その結果は成功だったといえ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 北京五輪が幕を閉じた。悲願のメダルを獲得した陸上の男子400メートル・リレーや、宿敵の米国チームを下して金メダルを奪取したソフトボールをはじめ、選手たちの活躍には大いに興奮した。一方、本来の力を発揮することなくメダルを逃した野球の日本チームの結果には、特に応援していただけに残念だった。 この野球で際立ったのが、予選リーグと決勝リーグで日本に連勝し、9戦全勝で優勝を飾った韓国チームの強さである。いくつかの報道で知ったのだが、韓国ではこの1年、北京五輪での金メダルを目指して、国内リーグに国際ルールを導入してきたという。きっかけとなったのが、日本が優勝した2007年開催の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での敗戦。その敗戦を受け、国
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