以下の知識は、次の場合に自らの命を守るために有効な知識だ。 長い下り坂でブレーキが使えなくなり、運転手がパニックに陥った。走行中に運転手が急に意識を失った。長い下り坂でフットブレーキを多用すると、熱の関係で突然使用不可な状況に陥る時がある。(ベーパーロック、フェード現象) また、タクシーや乗合バスでは、時に運転手が意識を失ってしまう場合がある。 そんな時、運転席に座らずに車を制御できる2つの方法をお教えしたい。 ただし、いずれの場合であってもまずは必ず片手でハンドルを握り、車体の制御を優先しよう。 1.エンジンブレーキによる減速 シフトレバーをドライブから2やLに落とす。 ギアの制御の関係でスピードが落ちる。(Nでは減速が弱い。むしろ下りでは加速する場合がある) ブレーキほどの効果が有るわけではないが、衝突時の大惨事を避ける程度には減速できる。 また、次に記載するパーキングブレーキによる停