概要 会社では何かとExcelを使う羽目になる。ソフトのチェックシートを作ることもあるし、何かの集計結果を別の人に渡すときにはExcelでの提出が要求される。 といっても、Excel上で手入力でデータを入れるのは避けたほうがよい。そんなことをしてしまうと、後でデザインを変えなきゃいけなくなったときに 地獄を見ることになる。 そういう自体を避けるために、ExcelにもVisual Basicでデータの入力などを自動化する機構があるが、いかんせん言語がVisual Basicである。 VBでのプログラミングはあまり幸せとは思えない。 WIN32OLEを使うと、RubyからExcelの各オブジェクトにアクセスできるため、RubyでExcelを自由自在にコントロールできる。 これなら、楽しくプログラミングできるというものだ。例えば、以下のコードは1番目のワークシートのB5セルに"Hello"と書く
Java以外の例として、RubyによるExcelファイルの操作を見てみましょう。POIでのExcelファイルの操作は、Excel本体をインストールしていないパソコンでも可能でした。しかし、Rubyの場合は、Excelが必要になります。これは操作の方式が異なることが原因です。Rubyは、OLE(Object Linking and Embedding、オーレと読みます)というWindowsのAPIにアクセスする方式を採用しているため、そのAPIを通じて呼び出されるExcelが必要になるのです(図A)。 まずは実際に、リスト1と同じ処理を実装してみます(リストA)。ちなみに、Javaと同様に例外処理を省いています。まず1行目で文字コードを指定しています。ここではシフトJISを指定しています。以降のプログラムはシフトJISでRubyを動かします、という宣言になります。 (1)で、OLEにアクセス
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