標準プロセスやプロセス改善といったトピックに関しては、話題は尽きないのですが、本連載も要求管理、構成管理の連載同様、第3回をもって完了します。 第2回の「開発プロセスは継続的かつ段階的に改善すべし」では、組織と人、プロセス、技術(ツール)のバランスを取りながら、段階的、継続的に改善していくことでしか成長はあり得ない、ということをお伝えしました。これは、一度でも開発プロセスの定義と実践運用を経験した方であれば、身に染みてお分かりのことだと思います。 今回は、標準プロセス策定をする際には何から始めるか? ということについてお伝えする予定でしたが、少し予定を変更して、どのようにしてこれらの活動を進めていくかについてお伝えしたいと思います。 何かを行う場合には、2つの大きな要素があります。それは、(1)心構え、考え方という“あり方”と(2)方法論、テクニックという“やり方”の2つです。以下、前半部
![現場で使ってもらえる開発プロセス構築への布石](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b3935222bc160a815646e559dff015f1887a88bc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fim%2Farticles%2F0509%2F09%2Fprocess03_01.gif)