Base()とDir()はSplit()を目的別に特化させたものです。 複数のパスからなる文字列を分解する filepath.SplitList()という名前の関数もあります。名前だけ見るとパスの分割に使えそうですが、これは別の用途の関数で、 環境変数の値などにある「複数のパスを1つのテキストにまとめたもの」を分解するのに使います。 たとえば、次のコードは、Unix系OSにあるwhichコマンドをGoで実装してみたものです。 PATH環境変数のパス一覧を取得してきて、それをfilepath.SplitList()で個々のパスに分割します。 その後、各パスの下に最初の引数で指定された実行ファイルがあるかどうかをチェックしています。 package main import ( "fmt" "os" "path/filepath" ) func main() { if len(os.Args)