適切な飲酒による適量のアルコール摂取は、糖尿病の発生を予防する可能性があります。しかし度を越した過剰なアルコール摂取は高血糖を来たし、それは同時に脂質異常症や高血圧などと相まって脳血管障害・虚血性心疾患の危険因子となります。 糖尿病はインスリンが分泌されないことや、インスリンがうまく使えないことで血糖値(血液中のブドウ糖の値)が高くなり、その結果として目や末梢神経、腎臓などの小さな血管の障害から、やがて脳血管障害・虚血性心疾患などの動脈硬化疾患も引き起こす一連の疾患群です。 血糖値が空腹時で126mg/dL以上、もしくはブドウ糖を投与して2時間の血糖値が200mg/dL以上、もしくは普段の血糖値が200mg/dL以上のいずれかが満たしていることに加え、のどが乾くことや水をたくさん飲むといった典型的な糖尿病症状か、目の症状(糖尿病性網膜症)、あるいは数ヶ月の血糖値の推移をみる検査値であるHb
![アルコールと糖尿病](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/93394229483a99254b492db40eac1471710dbad6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.e-healthnet.mhlw.go.jp%2Finformation%2Fwp-content%2Fthemes%2Fmhlw%2Fimg%2Fog_img.png)