B I(ベーシック・インカム)の倫理上の問題 昨今、人工知能の発達による仕事の喪失、格差問題の解消の為など、これらの社会問題を打開する方法としてB Iの導入が提案されています。しかし、スイスでB I(ベーシック・インカム)の導入についての議会が行われ、不適当と議決されました。これと同様に、筆者はB I導入は倫理的に問題があると考えます。 B Iで貧困は解決しない 全ての人にB Iを普及した場合を考えると、確かにB Iを必要とする貧困層がそのお金を合理的に使用すれば、貧困の問題は解決されるかもしれません。しかし、そうした貧困層は、生きていく上で極めて困難な生活癖を持っており、合理的な行動は期待されません。例えばB Iで得たお金を担保に無謀な借入を行うなどです。金貸しにとっては確実な担保ではありますが、愚者にとってB Iは結局は他人の金に過ぎないのでしょう。 B Iは弱者をさらに見放す「きっか
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