今日は社交的な1日だった。Facebookでは200人の友達が誕生日のメッセージを投稿してくれたし、猫が予備のトイレットペーパーを引き裂いてしまう動画もTwitterで数十回リツイートされた。Instagramに投稿した最新の自撮り写真には、たくさんの褒め言葉をもらったので、いつもよりも誇らしげに気取って歩く。それでも、孤独感としか言いようのない心の痛みを感じずにはいられない。 ほぼあらゆるものがインターネットでつながるようになった現代でも、このように感じるのは矛盾のように思えるかもしれない。だが、事実は明白だ。常にバーチャルでつながっていると、孤独感が増幅されるのは、よくあることなのだ。 「インターネット関連のテクノロジーは、外の世界とつながっている感覚を巧妙に与える」。そう語るのは、スタンフォード大学の精神科医で、心理学とテクノロジーの交わりに関する書籍を執筆したElias Abouj