(CNN) 米メーン州で新型コロナウイルスに感染して昏睡(こんすい)状態に陥り、回復の見込みはないと診断された女性が、生命維持装置を外される予定だった当日に、意識を回復した。家族は葬儀の手配をしてひつぎや墓石を選び、別れを告げる準備を整えていたところだった。 意識を取り戻したのはベッティーナ・ラーマンさん(69)。新型コロナに感染してメーン州ポートランドの病院で数週間にわたって人工呼吸器を装着されていたが、医師に回復の見込みはないと告げられ、家族は苦しみながら生命維持装置を外す選択をした。 CNNの取材に応じた息子のアンドルー・ラーマンさんによると、生命維持装置を外す予定にしていた当日、病院の主治医から電話があった。 「『すぐに来てください』と言われ、私は『分かりました。何か問題が?』と尋ねた」とアンドルーさんは振り返る。医師は「何も問題はありません。お母さんが目を覚ましました」と告げた。
![コロナ感染の米女性、生命維持装置外す当日に意識回復 家族は既に葬儀の手配](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/706ffef9e8300206f82d660d056d0ace281d9612/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstorage%2F2021%2F11%2F19%2F32b7f6e93f890a36e2127707fac8a7a7%2F211118142152-restricted-bettina-lerman-super-169.jpg)