プライム・ナンバーズでの作品やファイアクラッカーの主宰でも知られるリンクウッドのニュー・アルバム。リリースするのを30年以上忘れていたんじゃないか?と思わせるくらいレトロな質感に仕上がったテクノ~シンセ・ポップ集で、モーグとオーバーハイムのシンセによるピコピコ音とローファイなサウンドで構成されている。クラフトワークやエジプシャン・ラヴァーなど初期エレクトロ・サウンド好きにもたまらない一枚です。
ジャズのルーツと今風のセンスが自然に融合した表現を探求 ニューオーリンズやフィラデルフィアなどと並ぶジャズの聖地シカゴで生まれたトランぺッターのマーキス・ヒルは、ノーザン・イリノイ大学でジャズ教育を専攻し、2014年にセロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティションで優勝した逸材だ。今年1月にはマーカス・ミラーのサイドマンとしてブルーノート東京に出演した後、コットン・クラブで自身のバンドであるブラックテットを率い、メジャー・レーベルでのデビューとなる5作目『The Way We Play』の収録曲を中心にした公演を行った。 過去の4作は、スポークン・ワードを織り交ぜながらもトラッドなアレンジによるオリジナル曲で構成されていたのに対して、最新作では様々な時代のスタンダードを取り上げながら、ヒップホップをリアルタイムに通過してきた世代ならではのグルーヴやセンスを繊細なアコースティック・サウンドの
日本語と英語の響き、意味の両方を精査して歌詞を書いた ――“COLORS”も“B.U.”も、英語と日本語を自在に繰り出すReiさんの武器が表れてるし、語感の良い英語が効果的にサビにきていて、語感だけで楽しいというキャッチーさがあります。 「響きはとても大切にして言葉を書いています。その上で英語がネイティヴじゃない方でも、一聴してなるべく意味がすっと入ってくるような英語のチョイスをするように心がけています。 “COLORS”では、オノマトペもかなり多用しました。オノマトペは日本語ならではの表現が本当にたくさんあって。〈COLORS〉と〈カラカラ〉、あと〈コロコロ〉とか、いっぱい似たような響きで、全然意味の違う言葉がオノマトペでも存在します。その辺りをメッセージと紐付けながら紡いでいきました」 ――それによって、さらにボーダーレス感が強まっていると思いました。 「直接的ではないんですけど、その
シンガーソングライター琴音、〈音楽しかやりたくない〉という覚悟――5年の歩みと新たな世界を刻んだ『成長記』を語る
スクエアプッシャー5年ぶりの新作『Be Up A Hello』は、トム・ジェンキンソンが90年代に使っていたというハードウェアを全編で用いた作品となった。昨年のワープ・レコーズ設立30周年を経て、レーベル初期を代表する『Hard Normal Daddy』や『Big Loada』(いずれも97年)を連想させるサウンドの作品が届くというのは、何とも物語性を感じさせる。 制作の背景には、トムが若かりし頃に一緒に音楽を作った親友の死があり、当時に近い制作環境で、その頃盛り上がったレイヴの雰囲気を作品に閉じ込めることにより、2人の関係性を祝福する作品にしたかったそう。しかし、〈同じことは2度としない〉を信条とするトムだけに、いわゆる〈原点回帰〉の作品には留まらない。ハードコアな側面の一方にあるメランコリックなメロディーの存在感は、彼の現在の心情ともリンクするものだろう。 そんな『Be Up A H
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