日本郵便と宅配大手の佐川急便は、来月以降、配達先の顧客が不在で持ち帰っていた荷物を郵便局で受け取ることができる、新たなサービスの実証実験を始めることになりました。物流業界で人手不足が深刻化する中、業務の効率化につなげたいとしています。 これは日本郵便と佐川急便が1日、共同で記者会見し発表しました。 発表によりますと、両社は1日から、東京と福島県郡山市の集配拠点の間でトラックの共同運行を始めたということです。 また、これまで配達先の顧客が不在だった場合、ドライバーが荷物を持ち帰っていましたが、来月以降、顧客の希望に応じて、最寄りの郵便局で荷物を受け取れる新たなサービスの実証実験を、都内の一部の郵便局で始めるということです。 物流業界で人手不足が深刻化する中、実証実験の効果を検証し、再配達の減少や輸送の効率化につなげたいとしています。 佐川急便の中川和浩取締役は「互いの課題を共有して強みを補完