世界一美しく過酷な自転車レースのジロ・デ・イタリア、今年100回目 Timothy Coulter、Gem Atkinson ジロ・デ・イタリアは「世界で最も美しい場所を走る最も厳しいレース」と主催者が自負する自転車ロードレースだ。自転車レースといえば昨今はツール・ド・フランスが最も注目を集めているが、かつてはこの2つのレースがサイクリングで世界の関心を二分していた。5月5日に始まった今年のジロは100回目の記念大会で、21のステージに分かれた合計3615.4キロメートルのコースが用意されている。選手らが目指すのは、総合成績1位になりピンク色のジャージー「マリア・ローザ」を獲得することだ。 国内紙ラ・ドメニカ・デル・コリエールに1909年に掲載されたレース風景のイラスト。第1回大会で優勝した元レンガ職人のルイジ・ガンナは、長距離の自転車通勤をしていたと伝えられている