金沢地検は19日、石川県輪島市の高校1年の男子生徒(15)が同級生をバットで殴り殺そうとしたとして、殺人未遂などの非行事実で生徒を金沢家裁に送致した。「少年院送致が相当」との意見を付けた。 非行事実などによると、生徒は1日朝、同県能登町の県立高校教室で、くぎを打ち付けた木製バットで同級生の男子生徒(15)の頭を2回殴るなどした。同級生は頭の骨を折ったが、命に別条はなかった。生徒は直前になって怖くなり、くぎを打った部分では殴らなかったという。 石川県警によると、調べに「携帯電話の掲示板に嫌な書き込みをされ、殺そうと思った」などと供述した。