ここ数カ月、コンビニ業界最大手のセブン-イレブン周辺が騒がしいのはご存知だろう。セブン-イレブン本部による加盟店への”締め付け”が次々に表面化、それに対して、加盟店も労働組合を結成するなど抵抗を開始した。こうした一連の事態を経営トップはどう見ているのか? 著書『セブン-イレブンの真実』(日新報道)などで同社の経営本質を批判し続けたジャーナリストが、同社会長と社長の直撃取材に成功した―。 6月22日、セブン-イレブン本部(以下、本部)に公正取引委員会から「排除措置命令」が下された。命令は、見切り販売(弁当や惣菜など賞味期限切れ前の値引き販売)を可能にするガイドラインを加盟店と本部との間に整備することなどといった内容だった。本部が、一部の加盟店に対して見切り販売を制限していたことが不法行為であると判断されたのだ。 これに従い、後日、本部は加盟店との間のガイドラインを提示したが、それは「値引き販