整いました。お笑い芸人と政治家とかけて、受験生の不安と解きます。 そのこころは……、スベッたらお終いです。 政治家というのは、どうやら口が滑る生き物らしい。口が滑ったのかどうかは定かでないが、こたびの麻生太郎副総理の発言がまた物議を醸している。改憲はナチスの手法に学んだらどうか発言である。 ただし、この発言については前後の文脈の確認が必要になるのだが、先月二九日、麻生副総理は都内で開かれた会合でこんなことを述べた。 「ナチス政権下のドイツでは、憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった。あの手口、学んだらどうかね」 すわ、一大事である。 世界が、忘れることも、許すこともできないナチスの手法を、こともあろうに日本国の総理経験者が見習えと宣ったのである。安倍晋三総理の悲願なのか、自民党の集大成なのかは知らないが、とにもかくにも