2010年01月28日23:02 カテゴリメディア iPadによって浮かび上がる日本の問題点。 さりげない発表は、いつもながら。スティーブ・ジョブスは、ソファーの位置やiPadの持ち方を入念に考え抜いたに違いありません。でも、そういう作為を感じさせない。まるで「ぼくは以前から、これを使っているんだよ」という自然な雰囲気を漂わせています。 日本の新製品の発表は、どこか仰々しい。着飾った若い女性と、いかにも会社っぽいオジサンの組み合わせ。最近は、出てくる製品の良し悪しよりも、日本の企業文化そのものが壁にぶち当たっているように思えてしまいます。 日本の出版業界は、ムラ社会の濃さを強めているように見えます。柳の下にドジョウを追うが、ドジョウは小さくなっている。いかにもインチキっぽい経歴の人が、大手の出版社から堂々と本を出したりもします。歴史書に関心を持つ若い人が増えるのは、分かる気がする。いっけん